昨年の7月にリペアに出しておりました63JB【NIGO】がおよそ8ヶ月ぶりに戻ってまいりました!
まぁその間こちらのブログもほとんど開店休業状態でしたので、長かったのやら短かったのやらエントリー上はよくわからないことになっておりますが。(汗)
ということで。
リフィニッシュしちゃいました。元々入手した段階ですでにリフィニッシュされた個体でしたので、再リフということになります。そして、入手時にはいろいろと問題の多かったこのベースですが、塗装に関してもかなりワイルドな仕上がりでして。レリック風の塗装剥げやキズ(作為的に付けられたものだと思いますが)はまだ良かったものの、一応購入店さん曰く「ラッカー」とのことではあった全体の塗装はかなり厚ぼったく、にもかかわらずボディの円周に沿って表面全体には鋲を打ち込んだ痕でしょうか、塗装表面に凹みが顕在しており、(以前のオーナーはメタルな方だったのでしょうか?!)まぁ、つまりなんにせよワイルドな状態だったワケです。(苦笑)
それでも出音を含め、「素性はよいものがある。」と判断しての入手でして、その判断は決して間違ってはいなかったといえます。
いえるのでありますが。
ありますゆえ、入手後もさまざまな試行錯誤を施してきたワケでありますが。
「もうこの先も手放さないかんね。」との意思の下、いわゆる「骨董的価値」に臆することなく、自分が納得することろまでやっちまおう!と腹を括ったのでありました。
その第一弾が今回の「再リフ」だったのです。
まぁどちらかというとこれは「骨董的価値」云々より、「そこに大枚をはたくのね?」という覚悟の問題なのですが。(苦笑)
で、「鋲の痕」に関して元の塗装を剥いだ素の状態でキチンと平面に均し、その部分が塗装痩せで凹むことのないよう仕上げてもらい。作為的なキズや剥げ等のレリック仕上げは今回はナシ。その代わり色味に関しては残した元のマッチング・ヘッドの色合いを参照にいわゆるN.O.S.的な仕上がりをお願いしました。塗装に関しては何度かお店に足を運び、実際に木材を使った試し吹きサンプルでの確認を行いました。
で、ようやく仕上がりました、と。
塗装の仕上がりはもちろん、最終的なセッティングも予想以上にイイ感じに調整していただけまして。ロッドも少し締めていただいたようで、ネックもビシっと真っすぐに決まっています。
実はこの後別の都内工房に持ち込んでリフレット(&ナット交換)をお願いするつもりだったのですが...どうやらもうしばらくはその必要もなさそうです!これは嬉しい誤算!?
ということで、正直財政的にはかなり痛手でしたが、ココロは実に晴れやか。
ちなみに【NIGO】命名の由来は、同じく「63年のJB(白)」を先に入手しており、それと区別する意味合いで「2号」としたのですが、自分の中ではもはやコチラがメインの扱いですね。
ひとまず、ヨカッタ、ヨカッタ、であります!
(つづく?)