強行弾丸愛知行脚(笑)よりはや2週間強。写真なども少し撮っておりましたので、ここらで安城行脚を振り返っておきましょう。
22:50発の新宿〜名古屋行き夜行バス。昔は「JRバス」みたいなのしかなかった気がしますが、今はいろいろな業者さんが参入?してエコノミーなコースからそれなりにラグジュアリー(笑)なコースまでいろいろな選択肢があるんですねー。今回は(も?) エコノミー、片道2900円の旅でした。土曜の夜、帰省すると思しきヤングでバスは満席。で、午前5:15に名古屋駅着。
んー。「yankee hotel foxtrot」! (意味ナシ)
名古屋は何度か出張で来ておりますが、さすがにこの時間は勝手がわからず...。ホントはサウナ(大好き!/笑) で旅の疲れを癒したかったところですが、駅近辺に見当たりませんでしたので、「世界のMAN●OO」 にチェックイン!
東京だと「シャワー利用10分ごとに●円別料金」みたいなところが多いのですが、シャワー料金込み、しかも「ご利用30分以内でお願いしますね〜」...ゆ、緩っ!イイねっ!
ここで爆睡をしてしまうのも怖かったので、持参した「Fender Bass Brothers」 などパラパラ予習しつつ、4Hコースを横になってやり過ごします。それでもまだ9時スギ。
駅の地下街の昔ながらの喫茶店に入り、モーニング(笑) を注文。
ゆでたまごを丸ごと食すのもずいぶんと久しぶりなような...。
こちらで30〜40分時間をつぶしまして、イザ名鉄線に乗り込みます。
名古屋〜新安城間は急行で約30分。
到着〜。
いやー。旅の風情満載ですな〜。自分がココにいる目的がもはやどうでもよくなっているような(笑)。自分は基本的に出不精で、旅行とかほとんど縁が無いので、ここぞとばかりしみじみしています。
おおよそ「楽器を買う」という行為とにわかに結びつき難いこのシチュエーション(爆)。SP盤とかのコレクターの方が幻の貴重盤を秘境の地まで(失礼!) 探し求めるかのような心持ちですな。(レココレ連載『蒐集奇談』かい!) で、新安城駅から歩くこと10分少々。唐突に目前に現れたのは!
こ、コレだ!!今回の旅の目的地
「Bugs Sweets」 さんに到着〜。
お店のサイトや、O店長のブログなどで拝見はしていたものの、実物を見ると結構ビックリです(笑)。向こうから仕入れた「トレーラー・ハウス」を利用した店舗、イカしてます!!
「こんにちわ〜」と店内に入ると、まだうら若きO店長が「ようこそいらっしゃいました〜」と快く迎えてくれます。ヴィンテージ・ベース中心の渋い品揃えや、丁寧な事前のメールの文面から、てっきり年配のオーナーの方が経営されているのかと思っていましたら、これは意外な展開!
時間の無い中ではありましたが、しばし世間話などさせていただくに、O店長、それまで楽器店勤務等の経歴は無く、本当に「ただ好きが高じて」この世界に飛び込まれた、と。ご自身ヴィンテージ楽器好きで、しかし客としていろいろな楽器店を訪れる中で「自分ならこうするのになー」と思うところも多々あったようで、「それならやってしまえ!」と。いやー、その心意気、若いってスバラシイ!
「せっかくいらっしゃっていただいたので、時間の許す限り全部弾いていってください!」
え。(笑)
とりあえず、お目当ての「65PB」はすでにエントリでも書いていますように、もう問題ナシ!気になるポイントは直せばヨシ(笑)!軽く弾かせていただいて、迷わず決めました。「ならコレは後(家)でゆっくり弾こー」(笑) と、せっかくですのでお言葉に甘え、店内のほかのベースも弾かせてもらいました。
で、見た目のインパクトも強烈なオリジナルのキャンディ・アップル・レッドも眩しい「66PB」を。外見は部分的に生々しいキズもある個体でしたが、セッティングが絶妙で、こちらはフラット弦が張ってあったのですが、この弦がまたかなり良さげ!粘りのある出音もバッチリ!
「この弦は何ですか?!」と訊いたところ、「R.COCCOのフラット弦ですね。」...聞いたことなかったなー。都内に置いてるとこあるのか?かなりイイぞ。探すぞコリャ!
続いて「コレがイチ押しです!是非弾いてみてください!」と差し出されたのが「65JB」。やー、カッチリとした個体で、これもまたイイです。入院中のマイ63JBを思い出して思わず涙...(ウソです。)
お店の楽器、店長の好みのようですが(笑)、基本的に弾かせていただいたものどれもバズギリギリのローアクション・セッティングが絶妙。テンション感もキツさがなく、実に自分好み。弾きやすいんです。ワタシもつい調子に乗って、「売り物として店頭に出す楽器を最良のコンディションで並べないような店は何を考えておるのか!」という(具体的にどこのお店が、というワケではありませんが) グチを店長相手にタラタラと(苦笑)。それくらいこちらのお店の楽器はどれも丁寧に店長の愛情がかけられたモノばかり、といえるでしょう。そこはフツーの量販店にはない強み、ですよね。
この立地ですと、現実的には自分のような変わり者(?!) 以外、なかなか遠方からのお客さんが足を運ぶのは難しいのかな、とも思います。が、自分のような変わり者の(苦笑) ベース・クレイジーな方は機会があれば是非訪れていただきたい。通販を検討している方も、内容は保証しましょう!(笑) そしてなにより、地元の楽器好きの方は是非、本物のヴィンテージ楽器に実際に触れて、ハマっていただきたい!
と
、「お前はナニモンじゃい!」 という無数のツッコミをPCモニターの背後に感じつつ(爆)、「強行弾丸愛知行脚」の項を締めさせていただきたいと思います。ワタシもできればまたゆっくり旅行も兼ねて、お伺いできればなーと思っています。その時はまたいろいろ弾かせてくださいね〜。(あ。店長、お約束のブツはもう少々お待ちくださいね.../汗)
P.S. 駅からお店への道すがら国道沿いで発見?したこちらのお店。
(ケータイで撮ったので望遠で撮れなかった...わかるかなー?)
....
「ダフネコーヒー」 て!!!
出来すぎっしょ!!!
BGM : 「コーヒーブルース」 高田 渡 ♪