045 to 105 - ROCK と BASS GUITAR の BLOG -

所有楽器を中心に<エレクトリック・ベース>に関するあれこれ、
CD、DVDやLIVEなど<ROCK (70's Punk/New Waveから現在まで)>に関するあれこれ、などを。
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# 15th Anniversary UA @日比谷野音
 
朝起きて、本日より開催の「TOKYO GUITAR SHOW」に行こうか
迷ったのですが、どうにも何もやる気がせず。天気も微妙で洗濯する
のもちょっと賭け、みたいな。

結局楽器などを触りつつ、無益に過ごしておりましたが...

「そうだ。UA観に行こう。」

思い立って、日比谷の野音まで行ってまいりました。

UA2

15周年かー。ちょうどその頃ワタシは関西にいまして、UAも大阪出身。地元の
ラジオ局FM802などが最初からプッシュしていたので、関西では全国ブレイク
以前から馴染みがありましたね。

今日は前売の指定席はSOLD OUTだったのですが、立見当日券アリとのことで
早めに会場に行ったのですが、お客さんも30代くらいが中心なこともあってか、
開場前から並んでいるような人は少なく、スムースに入場できまして。

UA1

先週発売になり、まだ購入していなかった最新作「KABA」を即売場で購入。
ラッキーにも、先着購入者特典のサイン&メッセージ入り歌詞カード(!)とステッカー
をゲットできました。(嬉)

さて、近年は「いわゆるJ-POP(R&B?!)」の枠組から大きく逸脱し、本能の赴くままに
音楽的探求を続ける感のあるUAですが、ヒットチャートを上ろうと上るまいと、TVに
出ようと出まいと、こうして熱心なファンが大勢ライブに詰めかける、というのはなんとも
頼もしい限り。クラムボンなどにも感じることですが。チャート番組でしか音楽シーンを
実感できない人にはわからない現実。そんな輩(ギョーカイ人含む)が「不況だ不況だ」
言ってんじゃねーぞ、ゴルァ!....と意味も無く息巻いてみたくもなりますが...。

さて、本日のバンドもバンマス内橋和久氏を含め、芳垣安洋(ds)、鈴木正人(B)を
はじめとするおなじみの顔ぶれ。ひと昔前なら完全に極悪前衛ジャズの人たち...。(笑)
外山明氏のパーカッシヴなプレイも大好きでしたが、芳垣氏はより正統なジャズ寄りの
プレイというんでしょうか...全体的には...やはりジャズのアンサンブルだと思います。
しかも「引き」の美学とでもいえるような。(会場の写真を見ていただけば、PAが小さめ
なのが判ると思います。音の壁を作る楽器がないので、このくらいで充分なのですね。)

そんな中で自由に泳ぐようにうたうUAですが。

やっぱかわいいなぁ。 (爆)

どれくらいかわいいかというと、つまりコレくらいかわいい。



言いすぎ?(苦笑)

ちなみに奄美の島唄歌手でUAの大師匠、朝崎郁恵さんもゲストで登場しましたが
この方も大変チャーミングであられる。つまりそういうことです。
チャーム、大事。(笑)

新作『KABA』は文字通りカヴァーアルバムで、今日もこの中からかなり演奏され
ましたが、「買い物ブギ」(笠置シズ子/服部良一)なんかハマり過ぎで笑えました。

そして圧巻は前作の新宿PIT INNでのライブ盤でも白眉だった「TIDA」。
ユマ・スマック降臨!(これまた言いすぎ?)

ダブル・アンコールでは、「リクエストなぁい?」と客席に呼びかけ、本編で披露され
なかった初期の楽曲がやはり人気。「情熱」「太陽手に月は心の両手に」は比較的
真っ当な?ソウル/R&Bマナーで演奏され、ちなみに鈴木正人氏、本日のソリッドは
WALでなく、JBだったのですが、なかなかこちらも聴き応えのある演奏でした!


にしても、微妙な天気ではありましたが、今日は雨振らなくてよかったですね!
衝撃の激雷雨ライヴ2004野音の映像がなかったので、コチラで。
UAかわいい!(...苦笑)

| comments(2) | trackbacks(0) | 23:15 | category: 日常(LIVE編) |
# 空をあおいで / こだま和文
 
「無人島に1枚だけレコード(CD)を持っていくなら?」

レコ好き好事家の間では究極の命題であり?、そんなネタでムックまで
出ていたりする難問でありますが。

何だろうなー。「ジョンの魂」かなー。確かにとても大事なレコードではある
けれど、ちょっと重いかなー。「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」
(早川義夫) も同様かなー。
ということで、ここ数年「やっぱコレかなぁ。」と考えるのは

「FLOWER」 MUTE BEAT

であります。

mute1

ジャパニーズ・レゲエ/ダブの第一人者として80年代を駆け抜け、ジャンルを
超えて様々なミュージシャン/クリエイターに影響を与えた伝説(とは言いたくないが)
のバンド。1987年、メジャー初となるフル・アルバム。

いわずもがな、ジャマイカを発祥の地とし、近年では若者がタオルを振り回し
ガチで熱狂する音楽ジャンル(苦笑) としても市民権を得た「レゲエ」でありますが、
彼らもまた先達への敬意を払いつつ、(UB40のファースト『Signing Off』が
どうしようもなく暗さと怒りを讃えた英国産の音楽でしかあり得なかったように)
 「東京の音楽」としか言いようのないクールネスを通奏低音として響かせ続けた
バンドであったと思います。

毎回ジャケが素晴らしかったのですが、特にこのファーストは仮にその無人島が
どんなに殺風景だったとしても、観葉植物がわり?にもうってつけ。(だからって
通算5枚も買う必要はない。花壇かい。←自分。)

楽曲的にも彼らの代表曲となる重要なレパートリーで占められており、基本的に
彼らはインスト・バンドなのですが、その分楽曲から拡がるイマジネーションは
聴き手の心情やそのとき置かれた環境でいかようにも変化し得るモノになっている
といえるでしょう。

が、ベースとなるのはレゲエの大きな、包み込むようなビート。大地のようなベース・
ラインと、心臓のパルスにも似たワン・ドロップと呼ばれる3拍目を強調したキックの
力強さ。まさに「アース・ビート」とはよく言ったものだと思います。

そんなMUTE BEATの中心人物であり、トランペット奏者であったこだま和文氏。
彼の奏でるどうしようもなく悲しみを讃えた音色が大好きです。
MUTE BEAT脱退(解散) 後はソロ活動とも並行して、文章や絵画なども発表
されていますが、その世界観は音楽同様にブレることのない美しさで。

久々に刊行された彼の著作「空をあおいで」を拝読しました。音楽と同様に
「悲しみ」(決して厭世観、絶望感というネガティヴなものではなく、陳腐な言い方を
すれば「優しさ」とも同義語であるところ) の感情が溢れた素敵な一冊、であると
思います。

弱者への慈しみ。シンプルである(いる) ことへのこだわり。いや、全てのこだわりや
執着を捨て去ったその先へ向かおうとする意思。

自分もこうありたい、という指針がここにあります。


mute2



...でも楽器収集に関しては例外。
(別にオチはつけんでよろしい。まだまだだぞ、自分。)


BGM : 「FLOWER」 MUTE BEAT ♪
| comments(0) | trackbacks(0) | 02:22 | category: 日常 |
# Drums & Bass ! [2013 -LIVE FRICTION]
 
「schola 坂本龍一・音楽の学校」 「Drums & Bass」編・全4回が終了しましたね。

各回の放送が30分と短かったのが残念ですが(小学校の授業でも45分くらい
あるんでないの?) 非常に楽しめました。よし、過去エントリでも書いたCD-BOOK?
も買うとしましょう!(←給料日あとに。)

前回までの放送ではちょっとルーツ指向に寄り過ぎる感もあり、スライのカヴァー演奏
なんかも正直ちょっと微妙な湯加減で...うーん、というところもあったのですが。
←あくまでも個人的な感想。
しかしまあワタシだってズバリYMO世代でありますから、バンド史とからめての
「グルーヴに対する意識の変遷」なんかをお三方から語られてしまうと、しかも
ホソノさんの「これからは老人力」的な発言に、激しく脱力...。(いや、ヨロコんでいる
のです!)

と、これまた個人的にYMO時代のホソノさんplaysベースの中で1,2を争う名演「Light In
Darkness/灯」 が取り上げられ、「いわゆる(YMO以前の)ホソノさん的な生ベースを、と
2人(坂本&幸宏)でお願いした」(坂本談) というエピソードも初めて聞いて、非常に
嬉しかったのです。ええ。ワタシ、「テクノデリック」派です。今でもよく聴きます。(笑)


さて、話は「Drums & Bass」の流れを汲みながら激しく急旋回して。
ここで「老人力」と言いくるめられて?終わるようでは「Drums & Bass」の旅は
面白くなーい。

ということで。

FRICTIONの最新ライヴ・アルバムがCD2枚組のボリュームでリリースとなりました。

FRICTIONとは70年代後半に日本でも巻き起こったパンク・ムーヴメント「東京
ロッカーズ」の中心的存在であったバンド。メンバーチェンジや活動休止を繰り返すも、
現在はRECK(B/Vo.) と元ブランキー、中村達也(Ds/Cho) の2人編成で活動中。
その歴史はおもにこちらのサイトに詳しいとして。

ちなみに「日本のロック100選」などという特集があろうものなら必ずランクインする
必殺の1st 『軋轢』 は坂本龍一とバンドの共同プロデュースだったりもします。
「100選」どころか、ワタシに言わせりゃ「最重要作」といっても過言では無いのだが。
まあ。重要だったかどうかはどうでもいいことだなー。『軋轢』に関してはまたいつか。

あの中村達也をして畏敬の念をもって「レック塾」(笑) と呼ばしめるFRICTION。
まさに現在の編成は「Drums & Bass」の最小単位となっているワケですが、
この人たちの場合、編成がどう変わろうと、もはや【バンド】というよりも【圧縮と爆発を
繰り返す永久機関】とでもいいますか。「はじめにリズムありき、グルーヴありき」と
いう信条を常に持ち続けているように思います。

現在の(2人組という) 編成が音楽的にベストなのかは正直ワタシにはわからない
のですが、今はこの2人で演るのがベスト!ということなのでしょう。
RECKは足元に無数のエフェクターをつなげて、「ギター的な音域」もフォローしている
のですが、やはりタテのリズムの歯切れとしては、不利です。が、元々の楽曲が
「鉄板リフの嵐!」 ですから、こんなサイケデリックな音像で演られるのも、またアリかと。(笑)
んで、達也さんのドラムはやっぱりスゴイです。
ある意味Mixも難しいのではとも思いますが、そこは流石ZAK氏。是非スピーカーから
デカイ音で聴きたいところの、イイ音です。


ハナシはさきの番組に戻りますが、坂本龍一指導のもと、リズムに関するワークショップに
参加していた小学生が、番組の最後にワークショップの感想を述べるくだりで
「拍子と違って、リズムは楽しくなるもの。」といったようなことを答えていましたが。


多分、コレ、真理。


しょ、小学生に答えられてしまった...。

そういや達也さんもいつも楽しそうだな。(笑)



| comments(2) | trackbacks(0) | 02:33 | category: 日常(CD/DVD編) |
# 有ってもイイかー?


長らく委託で預けておりましたベースが無事嫁いでいってくれたようです。
結局あまり弾いてあげられずココロ苦しさの残る1本でしたが、少しホッと
しました。(←財政的にも...。) 矢継ぎ早に先日さらに1本を委託に出し
ました。(こちらはギターですが。)

その裏では新兵器もチャッカリ導入したりしているのですが、それはまた
追々...。

で、ここ数日「欲しい!」 vs 「必要か?」で悩んでおるのが....

「アッテネーター」。

なのであります。

sys

「Bass」⇒「ampeg B-15s head」⇒「PJB Briefcase Speaker」
というのが現在の我が家の(限られた住宅環境での/泣) アンプまわりにおける
メイン・セッティングですが、当然スタジオのような大音量を出せるワケもなく。

が、チューブ・アンプたるもの、やはりある程度出力を上げてこそ、本来の音色の
真価が発揮できるというもの。また最近はチューブ・アンプでもヘッドフォン端子が
装備されているモノもあるようですが、B-15sは古いアンプですので、もちろん
そんなモンが付いているワケがなく、深夜の音出しはBriefcase単体で、プリ部
からヘッドフォンで、ということになります。

ナマ音出しの環境が引越しにより以前よりキビシくなりましたので、ちょっとここは
真剣に検討してみようかな、と。

ただ、主に「歪みの質」が問われるマーシャル等のギター・アンプならまだしも、
ベース・アンプでの効果は果たして如何ほどのものなのか?!元来フルテンで
使うモンでもないですしねぇ...(苦笑)。調べたところ、CREWSEX-PROですと
ヘッドフォン・アウトも装備され、これは便利な機能なのですが....。

今度楽器屋さんに行ったらちょっと相談してみようと思いますが、同じような
悩みをお持ちのベーシストの方はいらっしゃるのかしら...。ううむ。


BGM : 「Are 'Friends' Electric ?」 TUBEWAY ARMY ♪


| comments(3) | trackbacks(0) | 01:33 | category: Gears |
# 5番打者:WAL Pro Bass (その3)
 
「WAL is BACK !」

ということでついに昨年待望の再生産が開始されたWAL。
拙blogのアクセスログを見ても常に検索ワードの上位に名を連ねる存在です。
(もっともあまりにポピュラー・ワードな「Fender」でググったところで、このblogには当面辿りつくことはない...単にそういう問題ですが/苦笑)

こちらのblogでもちょっとご無沙汰...。さすがにWALは居間に出しっぱなしはなんとなくためらわれるのでちゃんと?ケースに入れて保管していたこともあり、最近あまり弾いてなかった(汗)...ってなこともありまして、オールドのPBやJBに張っているとつられて長持ちする?!ハズのトマスティックのラウンド弦もかなりDEATH状態...。

ここはまた弦を交換がてらいろいろチェックしてみましょう!!

Gibson Les Paul Singnatureに「045-100」の弦が張られて戻ってきて以来、実はちょっとこのゲージの弦に興味が。プレベ系に関しては「045-105」にこだわりたい気もしますが、それ以外では「-100」も試してみようかなぁ、と。加えて現在殆どのスタメン・ベースに張っているトマのラウンド弦ですが、「ちょっとゴリッといわせたい」系のベースには違う弦の方が合うのでは、とも思っていました。
なので今回は巷のベースブロガー界隈で人気も高い「R.COCCO」で試してみよう、と。

wal-11

早速弦を外してみまして。ローズ・ネックはこんな感じ。↓ (オイル塗りたて注意報)

wal-1

さて、こちらのWALも入手以来、特に不具合は特に感じなかったこともあり、お腹の中を覗いたことがありません。この機会に覗いてみましょう! で〜ん!!

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...おやっ?!

......えっ?!!?

wal-10

「電池がいますよ?!」

前オーナーさんによると「購入時店員さんからは"電池を入れるスペースはありますが、パッシヴです"と説明を受けました」 とのことでしたので、てっきり電池は入っていないものとばかり思っていました!うむむ。以前のエントリをご覧になっていたWAL通の方々は「...わかってねぇなーコイツは」 と思ってらっしゃったかもしれませんね。(冷汗)

サーキットまわり全景はこんな感じです。

wal-4

wal-6


見慣れたFender系の回路に較べれば充分「エレクトリック!」(笑) な面持ちですが、その後のMACHシリーズ等に較べれば1PUということもあるでしょうし、シンプルともいえるのかと。


wal-9 
 
 えーと。「ジョン・ニコルズ」さんってどなたでしたっけ?
 ちょっと調べてみよう...。




wal-5
 
 シールと照合するような彫り物。




で、電池交換後の音ですが、基本はそんなに電池くさい(人工的な...っていうと語弊があるな...) 音ではなく、さほど以前と変わりない気はしましたが、トーンの可変域は拡がった感じがします。

....それ位ですかね...?

ちなみに以前店頭で弾かせていただいた(元shinmeiさんの愛器/笑) のMACHはトーン・コントロールというより「フィルター・オバケ」(爆) という感じで、完全にエフェクターの域といった印象でしたが、さすがにそこまでのものではありません。

なので、アクティヴといっても「トーンの可変域」「ノイズ低減」くらいの特徴なのかなーと。いまのところはそんな印象ですが、また引き続き探っていきたいと思います。

Vol./Tone の各ポットはこんな感じです。ちゃんと英国製!

wal-7  wal-8

あ。R.COCCOの弦。すっかり「アクティヴの衝撃!」に持っていかれてしまいましたが、良さげではありそう。ダダリオほどビンビンではない感じですが、トマのラウンドより合っているかもしれません。まあどんな弦でも(ハズレでない限り) 張りたては気持ちいいもんですけどね。経過観察のほうが大事だな。(何のインプレにもなってない....)



さて、ワタシはshinmei_t さんのtwitter上で知ることとなったのですが、(ワタシはtwitterやってませんけど) ex. JAPANのベーシスト「MICK KARN」氏が現在癌に冒され闘病中、残念ながら深刻な状態ではあるようで、現在サイトの方では支援の要請なども行われています。日本でも、親交の深かった土屋昌巳さんや屋敷号太さん、佐久間正英さんらがアクションを起こしているようです。
ワタシも世代的にはドンズバ、大好きなベーシストのひとりです。
WALにかこつけて本日書きたかったのは実はこの件。一日も早く健康を取り戻されることを祈っています。

http://www.mickkarn.net/


BGM : 「Three Part Species」 MICK KARN ♪

| comments(7) | trackbacks(0) | 08:13 | category: My Basses (History) |
# ロックの日(一日遅れ)
 
まあそんなことを言っているのは日本だけなワケだがさ。



チャック・ベリー。御歳とって83歳。

勇気をもらえるねぇ。 ♪

| comments(0) | trackbacks(0) | 19:30 | category: 日常 |
# 6番打者:Fender Telecaster Bass 1968 (その4)


63JB その7から続く


(えーと...)

「...いやこの楽器をどうしようかと作戦を考えていてね。」

(.......。)

まあ一言で言ってしまえば、プロ中のプロからみればこの楽器にはやはり相当問題がある、ということです。(苦笑)

●まずネック。素人のワタシが趣味の範囲で弾いている分にはストレスを感じるものではなかったのですが、診てもらったところ「ハイ起き」だそうで「これは要アイロンだねぇ〜。」 (...トホホ。)

●フレットも減ってはいるなとは思っていましたが、「交換か少なくとも摺り合わせが必要。」 (...トホホホ。) 「摺り合わせだとハイフレットが殆ど無くなっちゃうねぇ...」「でもいまの指板のこの(レリックな/笑)感じがイイんでしょ?」 (...そうですねぇ。)

にしても。ワタシって鈍感?

あまりメイプル指板の楽器を所有していないのでよくわからないのですが、基本的にメイプル指板でフレットを交換しようと思うと、指板面の修正の際に塗装もやり直すことになるので、表面がピカピカの新品状態になってしまうのですね...。お値段もその分お高くついてしまいます。(まあそこをうまく避けて通るリペアマンの方もいらっしゃるようですが...)

その場でかなり悩んだのですが、予算的なこともあり、ひとまずは「摺り合わせ」の方向でお願いしました。

●あとは例の「バダス痕」です。竹田さん的にも「もうコレはどうしたらよいやら...」状態。基本的にはなんらかの材を使ってこのザグリを埋め、現状リプレイスで載せているwilkinsonのブリッジに穴あけ加工を施してもらい、表通しでも裏通しでも対応できるようにしてほしい、というのがこちらのリクエストだったのですが。ここは竹田さんの美学的に納得できないポイントもあり、しばし押し問答。(爆)

詳しい内容は...か、書けないっす...。(冷汗)

「●●●なんて全く意味ないと思うんだよね!」...(わー言い切った!/爆)

そのせいで使える●が●●されてしまうし、そっちの方がよっぽど●に影響あるよね。」(...それはそうです。) 「じゃあなんで●●●にこだわるんですか?」 (えーもともとそういうモンですし.../困) 「うーん。。。。」 (...うーん。。。。)

「台座にする木材も...どうしましょうか?」(...どうせならS●NIC original Bridgeでも使っているエボニーとかもカッコいいですけど...ボディに近い色あいの方がいいですかね...?) 「うーん.....バダスにしちゃえば?!」 (...そうきますかいな!/爆)

やー。
なんにせよ苦渋の決断と方向性の選択を強いられております。
とりあえずコチラの作業は63JBが終わってからになりますので、それまでにこの楽器の方向性も決定しなければなりません。


ちょいとほかで処分を進めて資金調達して、「フレット交換」・台座埋木の痕は「リフィニッシュ」で見ため的にもカモフラージュして、完全に「見ためモダンな新兵器!」って選択も...アリかなーとか、思わないでもないです。Inca SilverとかIce Blue MetalicとかのボディにMint Greenのピックガードとかもカッコよさそうね...。それかBlondに黒ピックガードで「51年...ウソです!」仕様とか。(笑)

しばし、悩みます。

(...みなさんの妄想?もよかったらお聞かせください。)


BGM : 「あなたならどうする」 いしだあゆみ ♪

| comments(2) | trackbacks(0) | 12:12 | category: My Basses (History) |
# 4番打者:Fender Jazz Bass 1963 (その7)


ということでしばらく7番打者「Gibson Les Paul Signature Bass」のネタが続きましたが、7番打者の退院と入れ替わりで、「4番」「6番」がラ●トリックさんに入院していったのでありました。

↓ちなみに7番打者のカルテ?です。(笑)
LPS12


さて、入院にあたり竹田さんに「63JB」「68テレベ」の診断をしてもらったのですが

63JBに関しては....

●「おそらくネック自体は問題なさそうですね。」 ...(ホッ。)
●「フレットも多分大丈夫そうかな...もしかして「浮き」がある箇所があるかもしれないからチェックしておきます。でも...(このリフレット) ひどい仕事だなぁ...(ポツリ)...(汗。)
●「(オリジナルの、たわんだ) ピックガードは...換えたくないんでしょ?(...ハイ。) じゃあボディのビス穴を一度埋めて、コレに合わせて開け直しますね。」...(わーい。)
●「センターが....確かに合ってないねぇ。なんでだろうねぇ。(苦笑)」...(苦笑)
●「塗装は基本的にそれを施した人でないと厳密には判別できないから、なんともいえないけど、試してみます?」...(ハイ。) (⇒シンナー系?の液体を綿に浸し、キャビティ内をこすってみて) 「少なくとも、ラッカーではないね。」....(あ、やっぱり。じゃあリフィニッシュお願いします!極薄ラッカー、色味はなるべくこのままで!)

ということに相成った次第でございます。

そして入院から1ヶ月.....先日約束のモノが送られてきました。

 コレはレア画像ですな。(笑)

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


63JBnaked2

63JBnaked1


正真正銘スッピンのFender Jazz Bassさん (47歳) です!

いやー。ホントに写真撮っていただいて(笑)。Sさん、塗装部の方、ありがとうございました。

ほぼセンター合わせのアルダー2Pということでよろしいかと。背面プレート下方の治具の跡も見てとれますね。

...ってかね。ブリッジの下にも電話番号がっ!どんだけー!!(爆)

.......いや、でも。塗装剥がした下に書いてあるってどういうこと?写真だとよく判らないんですけど、彫ってあるんじゃないでしょーね。...執念?(怖)


さてそして。ボディの一部に見えまする白い部分、こりゃ何ぞやといいますとボディのキズ(えぐれ?)をパテで埋めた跡、だそうでございます。(汗) なるほどね。

「...ウブな子かと思ってたけど、昔はワルだったんだねぇ〜。」

コレでポリ・リフィニッシュの訳も解けた気がします。隠したんですね。ラ●トリックSさんからの画像に添えられたメッセージも「...ということでした。この上から下地無しの極薄仕上げを施しますと、パテの部分と他の部分で塗装のノリが変わってしまいますが、どうされますか?」という確認でした。
いや、もうそんなの。「行けイケGOゴー湖池屋ポテトチップスですよ!」

ということで、また経過詳細は連絡が入ると思いますが。何事もなく帰ってきてほしいと、切に願うばかりでございます。

そして続きましては68テレベの方なのですが....
一通りチェックをすると、竹田さんは腕を組んでしばし黙り込んでしまったのでした...。

(な、なんかワタシ悪いことしました?!)


(続く!)

BGM : 「RAM」  Paul McCartney ♪

| comments(13) | trackbacks(0) | 02:06 | category: JB 63 |
# 7番打者:Gibson Les Paul Signature Bass (その2)


さすがに毎回毎回画面がまっキンキンで目が疲れてきましたね。(?)
もう少しの辛抱です。(?)

今回Les Paul Signature Bassを手にしてから知ったこと(epiphoneとの差異) が他にもいくつかありました。

ボディトップ面以外の塗装は色味が薄く、木目がハッキリ。エピはほとんど黒に近い濃いブラウンです。

LPS7

まあそれはよいとして。


...ジャックが二つありまんねん。

LPS7

しかも入手時にはボディサイドのジャックにはついぞ気づかず、修理を終えてラ●トリックさんに取りにいった際に「そういえば一応ジャックも両方替えたんですけどね...」と説明されて初めて知った事実、という...。(苦笑) 

で、このボディ前面のジャックが通常のアウトプット・ジャック。して、ボディサイドのジャックは「ロー・インピーダンス専用ジャック」だそうです。しかもどうやらステレオ・ジャックのようです。

竹田さんも「何じゃこりゃ?」とわざわざ調べてくださったようで、実は当時ギブソンから、「ローインピーダンス専用アンプ」?というものが販売されていたようなのです。それはこんな感じのモノだったようでございます。(ベース用もあったのかな?)そこに接続するためのジャック...おそらく当時は「専用シールドもあったのでは?」とのこと。

....知らんよなー。そんなこと。(苦笑)

が。せっかくこのような機能があるのですから、ここはひとつ試してみないことにはベース・ブログを名乗る資格はありますまい!

....ここは慎重に、Phil Jones Briefcase側の入力は「active」モードでこっそり。(笑)ん?!ステレオ・ジャックのシールド?無いわい。そんなモン。(爆)


で?!


.....「別に。」(爆)

インピーダンスが固定になるようです。(セレクターが効かなくなります。) Vol.、Toneはそのまま効いています。無菌室で鳴ってる音みたい? activeモードどころか、逆にアンプのボリュームはかなり上げないと普通のレベルで聴こえませぬ。(←アンタ、ローインピーダンス判ってないでしょ...。) これはレコーディング時のノイズ対策とかに重宝したんですかね?  ローインピーダンスPUに関してはちょっと調べてみたりしたんですけど、こちらはプリアンプを内蔵している楽器ではないですし、なんか仕組みとしてはよくわからん...。エフェクターをいっぱいつなぐときに有利なのか。でもコレ、セミアコ・ベースだし。そんな使い方する人いるのかー?

○X△■?!!?

えー。先に進みます。(.....。)


さて、そのインピーダンスのセレクターです。

LPS11


これまたLPSのウリのひとつですね。「LEVEL CONTROL」の表記がありますが、確かエピにはこの表記は無かったはず。目盛は「500」「200」「50」の3段階。数値が小さいほどブーミーになっていきます。なんとなく「ミッドブースター」みたいな感じなのかな? と思って使っていますが、インピーダンスというからには「抵抗値を変えている」 ということなのか。違うか。(←ホントにエレクトリックな知識ナシ...)
で、これまたエピと少し違うな、と思ったのが、エピの場合確かに音色は変わるものの、あからさまな出力レベルの変化は無かったように思うのです。が、こちらは結構聴感レベルも変わるような。(= ブーミーになるほどレベルも上がる。)

曲中でコレを変えることはまず無いと思うんです、が、使い勝手としてはどうかな? PUセレクターだって、ポジションによって音量があまり変わってしまったら使いづらいですよね?(まあギターの場合、ソロで音色と音量一気に変えるには都合がイイかもしれませんけど...)

ちなみにエピのエントリでも書きましたが、こちらのギブソンでもやはり真ん中の「200」ポジションのほどよく暴れたブーミー感が好きです。

さて、ワタシのベース遍歴の中でも、それまでに所有したギブソン・ベースは72年製の「EB-3L」1本のみ。(売却済) 年代的にはギリギリ、フロントPUはネックエンド寄りで、ヘッドがスロッテッド・タイプのものでした。いま思い返してもあのフロントPUの「ボーボー」さ加減は凄かった。(笑) ワタシには制御不能でした。(泣) 「L」はロングスケール・タイプだったので、若干ネックまわりは細く感じ、ショートスケールのものはさらにぶっといのだろうなーとは思いましたが。
そんなPUが載ったホロウ・ボディのEB-2は弾いたことがないのですが、以前楽器店で若者が試奏している場に出くわしたことがあります。(しかも若者はルースターズの1stの曲を連発してました。いいぞ!若者!/笑) で、「コレは演る音楽を選ぶなー(苦笑)」というのがワタシの感想です。傍で聞き耳を立てていただけなので、手元のセッティングまでは知る由もありませんでしたが、この楽器で「60年代の匂いのする音楽」以外の何を演れというのか!と。(笑)

それに較べると、このLPSはしっかりと現代的な?エッジの立った音も出ますし、かつハコものならではの空洞感(イイ按配に音の密度薄い感じ?) も出ていると思います。それが逆に(ルックスも含め) 中途半端で不人気の原因だったのかしら?(泣)

とりあえず、元気に帰ってきたのでこれからも大事にさせていただきますよ!

LPS5


BGM : 「LET'S ROCK (DAN DAN)」 THE ROOSTERS ♪

| comments(2) | trackbacks(0) | 01:23 | category: LP Signature Basses |
# 7番打者:Gibson Les Paul Signature Bass (その1)
 
さてさて。ということでクイズ出題だけで疲弊してしまった...ワケではありません!
Gibson Les Paul Signature Bass の本編です。

LPS3


とはいえ、このベースの歴史やスペック的な部分などはワタシがグダグダ書くより、コチラを見ていただいた方がよほどタメになるかと思います。

冒頭のモノクロ写真には思わずのけぞりました!73年のカタログより、ということですが、コレが初期型なのか、カタログのみに掲載されたプロトタイプなのか、いずれにせよその後一般に知られる(知られてない...?) LPSとは細部が異なります。

まずPUの形状。楕円形のフォルムに、(写真では判りませんが) クローム製のエスカッション。これはすでに市場に登場していたLes Paul Bass (Triumph) を踏襲する形です。そしてインピーダンスを切り替えるスイッチは「chicken head switch」と称されるVOXアンプのツマミのような形状。(epiphoneはこちらに似せたのかもしれません。) 加えて、ワタシは入手するまで知りませんでした、2ヶ口のジャックの位置。そしてスペックをみると、ネックはラミネートのマホガニーというじゃありませんか!

「...ですよねぇ?!」

実質的なリイシューモデルとなるepiphone Jack Casady Signature はマホガニー・ネックなのです。で、このネックの材質がこのベースの個性のかなり大きなウェイトを占めている気が、ワタシはしていたのです。エピから入ったワタシとしては、LPSのネックがラミネート・メイプルだったことに少々驚きました。てっきりマホだとばかり思い込んでいたので。

LPS8

(3ピース、のようです。ヘッド部は5ピース?)

個人的にはマホの方がウッディな温かみ、中域の豊かさ、イイ意味での鈍臭さ(笑) があると思いますねぇ。なので、ホロウ・ボディとの相性は良いと思うのですが...倒したら一巻の終わりですけど。(苦笑) 確かES-335もマホネックとメイプルネックが時期によってありましたよね。どう違うのか興味あるなー。スッキリした歯切れの良さ、は当然メイプルに軍配だと思います。加えて今回のリフレットももしかしてその傾向に拍車をかけているのかもしれません。あ。あと、ネック修正後ということもあり、あまり負荷をかけるのも危険ということで、今回はダダリオの「045-100」を張ってもらっています。ちょっとまだ腫れ物に触る感じ。過保護。(笑) それもありますかね。<スッキリ
様子を見ながらですが、弦はおいおいトマのラウンドに替えたいな。多分相性はいいと思います。


それにしても。
こちらの資料によると、このベース、627本しか製造されていないんでしょーか?しかもそのうちの3/4、428本は1974年に生産されたという...。そりゃ、見ないワケです。

ってか、Gibsonって結局は王道のレスポール、ES-335、SG、んーあとせいぜいFlying V?Firebird?  ベースは微妙なところですがEBシリーズ位?サンダーバード?....それ以外は総じて時代の徒花的な...残念な運命に終わった楽器が多いような気がします。実際Fenderと較べると相当珍奇な楽器も作っている気がする...。あ。その楽器のクオリティとは全然別の次元のハナシですからね。

このLPSは希少でこそあれ、決して奇を衒った楽器ではないと思います。狙い的にはEB-2をモダンにリファインしたモデル、と言えるかとは思いますが...。

LPS2


ということでまた次回に続きます!

BGM : 「My Baby's Comin' Home」  Les Paul with Mary Ford ♪

| comments(4) | trackbacks(0) | 06:30 | category: LP Signature Basses |
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