045 to 105 - ROCK と BASS GUITAR の BLOG -

所有楽器を中心に<エレクトリック・ベース>に関するあれこれ、
CD、DVDやLIVEなど<ROCK (70's Punk/New Waveから現在まで)>に関するあれこれ、などを。
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# 1月の現状。(追記あり)
 
更新サボりマクリスティでございました。

会社の部署的に来月が実質の年度末となるので商品は多いわセール施策は多いわで、アタマの中がこんがらがっております。Tangled Up in Blue というところでしょうか。(そんなにカッコいいものではない)

■さて、少々ネタは古くなりますが、新年一発目のライヴ観戦、「Matthew Sweet」を観にいってきました。比較的コンスタントに?新譜も出しているものの、自分の中では近年思い入れは薄くなっているアーティスト&ワタシが常々「ROCK系のライヴはココで観たくないなー」と公言してはばからない六本木系の会場での公演、ということだったのですが。

今回は行かねばならなかったのです!

今回の来日は「plays "GIRLFRIEND"」と銘打たれた、91年リリースの<90年代ギター・ポップを代表する名作アルバム>「GIRLFRIEND」の再現公演ということではありませんか!あぁ「GIRLFRIEND」!一気に当時の(甘酸っぱくほろ苦い)思い出が蘇った「パブロフの犬」状態の40代は決してワタシだけではなかったことでしょう。アルバムに参加したRobert Qiune (Richard Hell,Lou Reed etc)/Richard Lloyd (TELEVISION)から放たれるFender single coilの鉄弦の艶かしい響きは今聴いてもワタシの中では最上級のギター・サウンドであることに変わりなく。初来日は93年の9月だったかと記憶しますが、なんと同じ月に「再結成・初来日」したワタシの永遠のアイドルw「TELEVISION」のライヴよりはるかにマシューの方が良かったという。(まぁテレビジョンがあまりにもヘタレだったんですがね.../苦笑) そんなことで、今回約20年ぶりの邂逅。もちろん既に他界したRobert Quineの姿も、Lloydの参加もありませんでしたが、ドラムはおなじみのRick Menck(Velvet Crush)ということで安心。(ベースもVelvet Crushの人だったようですね。EB-3のツボを押さえた堅実なプレイはこれまた良。)それにしても、なんのヒネリもなくアルバムの曲順通りの演奏(爆)。しかし冒頭「Divine Intervention」のイントロからマシューが歌いだした瞬時に「ああ、観れてよかった!(泣)」状態にワタシは陥っておりました。ただ演奏するだけ、のなんのショーアップ要素も愛想もないステージ、しかもマシューさんの体型は「アンタはローウェル・ジョージか、ミート・ローフかい?!」というお相撲さん状態(泣)に変貌(もともとそんな傾向はありましたけどね。進化というべきか。)しているという、まぁファンでもなんでもない人がみれば決してカッコいいモンではないステージだったかもしれませんが、まぁそんなことはいいわな。4ピースならではのシンプルで力強いバンド・サウンドは実に瑞々しくアルバムの世界観を再現していたのでした。アルバムのこともまだまだ書きたいことはあるが、長くなるのでこのへんで。とりあえず今回は素直に感謝しておきます。「ビル●ード・ライヴ」さん、ありがとう!(笑)

■そして先日は高円寺HIGHで、まさかの「ラビッツ(宮沢正一)トリビュート・ライヴ」へ。(詳細はこの日のエントリを参照)さすがインディーズ界の(暗黒の)良心「いぬん堂」さん。トリビュート盤およびこの日の出演者(14日のみ観戦)には知らない(若い)バンドも含まれていましたが、まぁやはり割礼あたりは貫禄でしたな。「サイケデリック牛歩戦術」とも呼べる(←誰が呼んでるの)ラインベルト・デ・レーウのサティのカヴァーの如き失速寸前感?は健在。しかし、当たり前かもしらんが「ラビッツのファン」としては本人の出演しない「トリビュート・ライヴ」はラビッツ自体の曲があまり聴けなくてちょっと寂しかった。(基本各バンドCDに参加した1曲のみカヴァーしてあとは自分たちの曲。CDでは畏れ多くて誰も触れなかった?代表曲「バイバイ」含め2曲を愛あるカヴァーしたベテラン、SPEARMENはサスガであった。)せめて転換時のラビッツSEをもっと爆音ノリノリで流してくれればなぁ。翌日に出演の遠藤ミチロウ氏も久々に観たかったが、仕事あったので残念。

■残念といえば、そんな調子であまり楽器にかまってあげられていないのですが、先日ぽろりとジャズベなんぞ部屋で弾いていて、少し目を離して別部屋にいたスキに「...ブゥーン!!」という発振風ノイズが次第に大きく響き渡り。「えっ?!ハウリング?ボリューム絞ってなかったっけ?」と部屋に戻ると、B-15sヘッドのパワー管は真っ赤に燃え上がり。(←発火したワケではないです。)ノイズはますます大きくなり。慌てて電源を落とすも、その後再び電源が入ることはなく...。アクティヴ系のローEQを出し過ぎたりすると、負荷が強いのか同様にパワー管が真っ赤になってしまうことはありましたが、ここまでのトラブルは入手後初めて。以前メンテに出したときに「パワー管は少しくたびれてるから、何かあったら替え時ですね」と言われてましたが、ついにその時が来たようですね。トランスまで逝ってしまってないことを祈るばかり...(涙)。

■ということで本日は夕方からAGかるだもんさんのカレー屋さんでプチ・ベースマン新年会?開催ですよ〜。あいにくの天気、都心はなんとか雪は大したことは無さそうですが、遠方から?お越しの方々はくれぐれもお気をつけて!
(...一般のお客さんは普段の土曜日だとどれくらいいらっしゃるのかしらん。ご迷惑になるかわかりませんが、話のタネに1本抱えていくつもりです〜/笑)

rabit_matthew

(涙)

【1/22 追記】
 AGかるだもん さんのカレー屋さん「けらら」にて「プチ・ベースマン新年会」?無事終了いたしました。今回は自然発生的にメンツが集まったような感じとなりましたが、こちらのお店にも何度となく寄られている「ソーマトモヒロ」さん。かるだもんさんと世代が近くお二人のブログでのやりとりがなんか端でみていても微笑ましい?「Gio-xi」さん、そしてブログにもよくコメントを寄せていただく「NATOTO TD」さんのお二人は「けらら・初参加」。そしてワタシはGio-xiさんとははじめましての初対面でありました。
 お店は普通に営業日で、もちろん貸し切りというワケではなかったのですが、このあと深夜のステージ本番があるNAOTOさんはもちろんメイン機の66PBを、Gio-xiさんは「Sugi」とヤマハのPB(こちらはそのままかるだもんさんに修理依頼)、ワタシは話のタネに62PBを、かるだもんさんもご自宅よりサド5弦や自作PBをそれぞれ持ち込み、例によって「ここは何屋さんですか?」状態に(爆)。本来休憩時間である時間からお邪魔してしまったのですが、その間に皆でいそいそと試奏大会w。NAOTOさんの66PBは以前拝見した時より大分見ため的にも日々使い込まれた貫禄がでてきたようです。で、軽く生音で弾かせていただきましたが、やはり鳴り方はウチのダフネ氏と近い感じがしました。明るさもあり元気でヌケのいい音、いわゆる「最高の普通」wというヤツですね。ボディの軽さも似ています。ネックのグリップ感は気持ちややNATOTOさんの66の方が(幅広&薄)な感じがしましたが...まぁ個体差という範疇でしょうか。ウチの62PBもみなさんに楽しんでいただけたようで何よりです。我が家の王様ですからー。

しかし、このメンツでなんとなく予想していましたが、「酒飲む人がいない」。Gio-xiさんとNAOTOさんはもともとあまり飲まない方々。ワタシもそれほどでもない&機材もあったのでバイクで行ったこともあり。ソーマさんは普通に飲まれるはずですが、回りに気を遣ってか、体調もあってか、結局誰もビール一口飲むことなく、「カレーとラッシーと水」のみで(笑)ワタシが合流してからでおよそ6時間...まったりと和やかな時間を過ごさせていただきました。

世代もそれぞれひとまわり以上違う3世代が集まりましたが、音楽とベースの話だけで充分楽しい...いいモンです。それもこんなブログをやっていてこそだな〜と改めて思ったのでした。

次は軽く飲みますね。(笑)
AGかるだもんさん、みなさん、ありがとうございました!

| comments(10) | trackbacks(0) | 10:52 | category: 日常(LIVE編) |
# 11月の現状 その2
 
 ということで、Mac Book Proの一番安いのを新調しました。横長の画面はなんか慣れないなー。おまけに軽く老眼入った中年にはデフォルトの設定では文字が小さいわい(泣)。そして接続自体は問題なくスムースにいったのですが、旧Macからのデータの移行がイマイチうまくいきませんな...。JugemのIDやパスワードも記憶させてしまって、いちいちログインのたび入力していなかったので、すっかり忘れてしまい...。しかし世の中IDとかパスワードとか、多すぎよね。みなさんこういうのいちいちメモったりしてる...んですよね?(あーめんどくさ。)

と、メカ音痴にはプチ苦難の日々が続いているのですが、ちなみにお値段は10まん何千円だったのですが、どうせまたぶっ壊れるまで使い続けるだろうということで、支払いに関しては完全保証のワランティ込みでこのあと5年分割で月々1000いくら払っていくというコースにしまして、購入時の支払いは5万いくらで済みました。携帯もしばらく替えていませんが、最近はこういう「囲い込み」式のパターンが多いのね。まぁワタシのような「基本日用品は壊れるまで使う」派、にはよいのかもしれませんね。

さて、昨夜は「THE LOODS」4年ぶりの再結成ライブに行ってきました。「LIVING AFTER 311」と題された、完全に「東日本大震災チャリティー」としての趣旨ですべての売り上げは盟友であるSOUL FLOWER UNIONの基金を通じて現地のために役立てられると。ワタシとルーズとの付き合いは古く、学生時代に縁あって楽器運びやらステージモニター押さえ(←お客さんがステージ上がってきて暴れたりダイブしたりするので、客席に投げ返したり、モニターを押さえて固定させている人員が必要だったのですね/爆)やらで丁稚のようなことをさせてもらって以来なのでもう四半世紀の知り合いなワケですね。で、ルースターズの再結成のときも思いましたが、このメンバーで演るとほんとにルーズの音なんだよなぁー。(ちなみに今回も2007年の再結成時と同じく、ドラムは元ブルハの梶原氏がサポート。)バンドっていいよなぁ。今回は基金集め、という趣旨あっての再結成(地方ツアーもあり)だったので、これで最後にしたいとのことのようですが、またどこかで会えるといいな。

ラスト、代表曲でもある「LOUD MACHINE」では飛び入り含めゲストが大乱入、AUTO MODのジュネさんやらアレルギー、DE-LAXの宙也氏、レピッシュのMAGUMI氏、ニューロティカのあっちゃん、本編中盤でも参加したソウルフラワー中川氏、高木克氏、なぜか「新月」のギターの方、etc...エライことになっておりました(笑)。終演後挨拶に行こうかとも思ったのですが、こりゃ楽屋もしっちゃかめっちゃかだな、と思い、共通の知人によろしく伝えて会場を後にしました。

 ライブが新宿でしたので、「よし、今晩はサウナ!」と決め、そのまま定宿?「●リーン・プラザ」にIN!すると大浴場のモニターではテレ朝の美空ひばりメモリアル・コンサート」の特別番組がO.A.中。

実はワタシ、今月11日に東京ドームで行われたこちらのイベントを観に行っておりまして。出演者はもう大変なことになっており、ワタシも普段はテレビでしかお目にかからないような「ザッツ・芸能界」なイベントだったのですが。しかし。それはそれは「芸能」の底力をまざまざと見せつけられた圧巻の内容でした。実際のコンサートは2部構成で、1部が各出演者がひばりさんの楽曲をカヴァー、2部がそれぞれの持ち歌を、という構成だったのですが、さすがにこの場でひばりさんのレパートリーを歌う(歌うことができる)というのはある意味歌い手としてこれ以上ないステイタスでもあるワケで、逆に失敗も許されない?ワケで、もうみな気合の入り方が尋常でない。ちょっとワタシも感受性が豊かになっている(=ココロが弱っている?!)時期だったので、正直もう圧倒されて終始ボロ泣きで観てました(恥)。「うた(こえ)」それ自体の持つパワー、フミヤ氏が歌唱した「一本の鉛筆」に込められた反戦の願い、そしてまた世代も志向もバラバラ(と思われる)な客席の4万5千人を「億・千・万!」やら「ズンズンズンドコ〜(き・よ・し!)」コールで一体化(しかも笑顔)させてしまう郷ひろみや氷川きよしの煌びやかなエンターテイメント。AKBの「お祭りマンボ」だって全然場違いではなかったですよー。(持ち歌しか歌わなかったサプライズ出演?のHey say jumpはご愛嬌。まぁヤング向けの視聴率要員、ということでw)
そしてなによりその頂点にいまなお君臨する歌謡界の女王・美空ひばりの圧倒的存在感。古いフィルムなども会場で流されましたが、もうすごいとしかいいようがありません。ワタシ風情が知ったような口をきくのもはばったいですが、ひばりは「演歌歌手」じゃないんだよ〜。「演歌も歌える歌手」ってことなんだよ〜。若い人は誤解しないように!昔の音源とか、ホントにすごい、すごいんですから!
 のぼせながら湯船を出たり入ったりしつつ、もう食い入るように3時間特番、最後まで見入ってしまいました。家でも録画していたので、改めて観てみようと思います。
あ、そういえばいわゆる非芸能ロック界からは唯一「HEATWAVE」が登場したのもすごいトピックでしたね(笑)。ご子息であり、今回の総合プロデューサーの和也氏からのオファーだったとか。ちゃんとチェックしてるんですね。おそらく会場の98%は「誰ソレ?」状態だったかと思いますが(泣)、ブルースロック調の「リンゴ追分」が終わるとワタシの回りのオバちゃん達も「あら、すごいわね!」的な好意的リアクションでした。あぁよかったよかった。(ってなんでワタシがハラハラしとんねん。)

 しかしサウナなんですけどw、入浴のマナーも乱れてますなぁ。サウナの後の水風呂は極楽極楽、α波出まくり、幽体離脱一歩手前的な(?)至福のとき、なのですが、かいた汗も流さずにそのままザブーンしてくる輩がほとんど!汚ねーっつーの!!もうほんとどうすりゃいいのよ、こういう人たち。(嘆)

 そして最近は「ゴダイゴ」ブームですね!(笑)
70〜80年代黄金期の楽曲がPC/モバイルで一斉配信開始!という話題もあり、ワタシはリアルタイム世代でありますが、シングルのヒット曲+α程度の認識しかなかったので、改めて配信限定でコンパイルされたベスト盤やオリジナル・アルバムやらを聴いてみて「!」。コレはもう洋楽ですな(←ホメ言葉として言っている)。とはいえ、かたやあの時代のいわゆる日本のロック界にありがちだった「洋楽ロックの並行輸入」的なグループとは明らかに一線を画しているような。まぁセンスの問題かと。そしてアンダーグラウンドではなく、超メジャーな世界でそれを実践していたと。んーミッキー吉野、恐るべし!

(そんなことを考えると、ワタシは「気絶するほど悩ましい」や「闘牛士」しか知らないで、アルバムを聴いてびっくりしているcharさん入門者、のようなもんなんでしょうか(爆)。逆にいまの若いcharさんファンは「気絶」「闘牛士」のイメージなんかないんでしょうから、同様に「999」や「ガンダーラ」以外のゴダイゴ、もいまの若い人たちに知ってもらいたいところですね。)

ということでゴダイゴは現在も復活してマイペースで活動中。先日渋谷公会堂でのライヴを観に行ってきました。客層はやはり50代くらいが多いのかなーという感じでしたが、個人的には当時の黄金期のメンバーによる生演奏を(デビュー)35年目にして初体験する、という不思議な感じ...非常に楽しかった!バンドってやっぱりイイですね。(笑)


after311


ひさしぶりですが、ベースネタは特になしです。白いJB、入院中。年内には戻ってほしい。
そして赤いJBも入院さすか、悩み中。


| comments(2) | trackbacks(0) | 12:10 | category: 日常(LIVE編) |
# フジロック2011
 
行ってきました。今年は7/30,31の2日間。
30日はほぼ雨、31日はまずまずの天候でしたが、もう「基本降るのは当たり前」仕様の、ちゃんとしたセパレートの雨具(withレインガード)/長靴/基本着替えのみの軽装/で臨んでいますのでまぁ全然OKでした。(初日は辛かったみたいですけどね。)

さていつも長くなるので、なるべく手短に。

さて30日ですが
【11:00 clammbon(GREEN)】からスタート。ステージ名に合わせた郁子嬢の緑の衣装が素敵。クラムボンの野外ライヴではおなじみの客席からのシャボン玉もいい雰囲気。個人的なハイライトは終盤予告もなくステージに飛び出したILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)をフィーチャーした「あかり from HERE」、タワレコ限定のシングルCDバージョンでもまさに鬼気迫るコラボレーションを披露した両者ですが、それを凌ぐライヴならではの生きたコトバの連射に鳥肌が立ちました。凄い、凄い。
【12:30 ロンサム・ストリングス&中村まり (HEAVEN)】やっとライヴを観れました。こちらはCDの雰囲気そのままのリラックスした演奏。いいですね。野外もいいけれど「タバコとコーヒー」の似合う音楽でもあると思います。60年代初頭NYのコーヒーショップでジョーン・バエズでも観るように?!渋めのライヴハウスでも観てみたいですな。
【17:30 BATTLES (GREEN)】CDは結構好きで聴いてましたがライヴ初めて。正直この手の(音響系?←暴力的な括り方で失礼)バンドで演奏力が彼らより勝る日本のバンドは多いと思いますが、キメキメでスリリング、というよりはどこかチャーミングなステージ。なるほど良かった。その前にWHITEでチラリと観た「THE GET UP KIDS」、セカンドは「エモ名盤」として大好きな1枚なのですが、なんかもうただのオヤジで見た目もカッコ悪いし、申し訳ないが個人的にはCD聴いてた方がよっぽどマシ、でした。
【18:00 DCPRG (ORANGE)】活動休止〜大幅なメンバーチェンジで復活後、初めて観ました。すでにステージ終盤だったのですが、かつての「エレクトリック・マイルス」色は基本テイストとして残しつつ、さらに混沌としたポリリズム度アップという感じ?以前の方が「踊れるファンク(24時間闘えますか?!)」指数は高かった気がしますが、全部観れてないからなんともいえません。いかにも長髪ハードロッカーな(速弾きソロ要員)的なギタリストさんはまさにピート・コージーということか(笑)。
【19:30 苗場音楽突撃隊(池畑潤二、井上富雄、松田文)and Special Guests (苗場食堂)】地味?ではありますが、ワタシ的には押さえておかなければならないところです。なんたって日本で一番好きなリズム・セクションですから(笑)。ゲストはモーサムの百々くんとバースディのチバ氏(←両者酔っ払い)。ラフなR&Rセッションでしたが、それも苗食ならでは。貴重なステージを観れました。
で、【21:30 faces (GREEN)】。いやー。「客席ガラガラ」という風評が流れているようですが、別にそんな悲惨なほどではなかったと思いますよ。で、ロン・ウッドはやっぱりめちゃカッコ良かったし、バンドの演奏もなかなかタイトでよござんした。ヴォーカルは...やっぱり個人的には最後まで違和感ありました。ってかあの人やっぱりソウル(ソウルっつっても「ブルー・アイド」の注釈付き)の人であって、ロックではないよね。個人的ハイライトはまさかのSmall Faces時代の「All or Nothing」!
....といいたいのですが、さすがにほとんど寝ないで苗場入りしたもんで、実はかなりfacesの時には(立ったまま)意識が朦朧としていたのです(泣)。もったいなかった....でも仕方ありませんね。ホテル戻って即神仏。

31日
【12:30 GOMA&THE JUNGLE RHYTHM SECTION (HEAVEN)】ドラマでしたね。2年前に高速で事故に会い脳の一部を損傷、それまでの記憶を失ってしまうという悲しい出来事からの復活ライヴ。ワタシは特に熱心なファンというワケではなかったものの、これが感動的なライヴにならないハズはありません。ただただ、「魂」のステージ。泣けました。
【13:00 SION (ORANGE)】遅れてお隣のオレンジで久々のシオン。昨日の苗場突撃隊の3名+ギター藤井一彦(THE GROOVERS)、オルガン細海魚(HEATWAVEほか)というバンドメンバーはワタシ的に実に豪華!滋養味溢るる演奏を堪能しました〜。
【15:10 MO'SOME TONEBENDER (RED)】GANG OF FOURカヴァーからスタートのアゲアゲセットリストでレッド爆裂!ベースの武井氏はすでにロッカー風情でもなんでもなく、祭りの日のテキ屋にしか見えなかったが、よいのか(笑)。
【17:10 easten youth (WHITE)】ここまで「何もフジで観なくても...」と人には思われるかもしれない邦楽ロックばかりメインで観ておりますが(苦笑)、やはりフジには何かが棲んでいる、と思わせる熱演を皆繰り広げてくれるので見逃せない。イースタンも素晴らしいステージ。オトコが惚れるカッコよさ。(←でもそういう人ってちゃんと女子にも人気あるのよね。)ワタシのカラオケ定番「青すぎる空」聴けて嬉しかったす(爆)。

 ってか今年は「よく知らない最近の(欧米の)若いバンドなんかも観てみよう」と思い、公式サイトからマイスペでチェックもしたのですが、ハッキリ言ってオジサンが面白そうと思えたバンドはほぼ皆無。いくつかステージもチラ見しましたが、感想書くほどでもなく割愛。もともとは洋楽からロックに入った世代ですけどね。なんでしょうね。歳か。

18:50斉藤和義 (WHITE)は多分入場規制くらいの混雑になるだろう、と読んでオアシス広場のモニターで観戦。なんとドラムが中村達也!そ、そうなの?!「ずっと好きだったんだぜ」からそのまま続けざまに例の「ずっと嘘だったんだぜ」を演奏。終演時にはオアシスのモニターを囲む人垣からも盛大な拍手喝采!
【19:30 YMO (GREEN)】いよいよ!個人的には「HASYMO」名義での(同じメンツによる)ライヴも近年観ていますし、そういう意味では大きな感慨はなかったのですが...。「ファイヤー・クラッカー」から始まったセットリストは「1st〜テクノデリック」までの曲でほぼ固めたベスト・オブ・ベスト!という(ワタシ的には)まさかの展開。続く「ビハインド・ザ・マスク」以降全曲細野さんヘフナーの生ベース(驚)!もちろん数年前にCMで話題になった「RYDEEN」の新バージョンをはじめ当時まんまのアレンジではありませんし、往年の「渡辺香津美」「大村憲司」諸氏と較べ「高野寛」「コーネリアス小山田」各ギタリスト諸氏のプレイスタイルは全く方向性が違うことも要素としては大きく、ロートルファンの方々がどう感じたかはわかりませんが。個人的にはいまさらフュージョンくさいYMOなど観たくありませんので(あ、カドが立つ発言?)「まったくオーケー!」グリーン中程の田んぼの中で(苦笑)ひとり踊りまくり、騒ぎまくり、でした。ジャスト1時間ほどの、終わってみればあっという間の演奏でしたが...嬉しすぎ、楽しすぎ。
【22:20 WILCO (WHITE)】そしていよいよ!!その前の「CAKE」からWHITEに居ましたが、CAKE人気あるんだなぁ。3rdくらいまではアルバムも買っていましたが、基本的にあまり内容が変らない人たちなので(苦笑)最近はご無沙汰でした。嫌いではないけど、Myツートップ「WILCO」「LOS LOBOS」と較べると「剛」の魅力に欠けるかな。楽しいんですけど、演奏力からくるライヴとしての説得力はこの2バンドに較べてしまうと...ね。(←そもそも構成人数からして違うんだが)
で、CAKE終わりで陣取って下手PA側最前2列目へ(爆)。
ところがいざ演奏が始まってみるとベース・アンプから直の生音が爆裂状態で、聞こえてくる全体の音のバランス最悪、「ん〜。このままステージかぶりつきを取るか後ろへ逃げて良音を取るか...」と2曲ほど悩んで泣く泣く客席中程へ退却。しかし...それでもやっぱりベース、デカイよ(泣)。(ちなみにこの日はLAKLANDのPBタイプ、PUはDARKSTAR1発搭載機がメインでした。)そんなこともあって序盤戦は個人的に「う〜ん...」という感じは否めず。でしたが、中盤をすぎるころからはPAバランスも持ち直し、秋には発表されるであろう新作からの新曲も披露(割と前作の流れの小気味よいナンバーでした)、終盤のロックンロールなイケイケブロックでは昨年の単独公演でも演奏されなかった初期のナンバーなどプレイしてくれて、すっかりワタシのご機嫌も直り(笑)。
「やっぱWILCO最高!」(爆)
ライヴ全体の雰囲気としてはファン積年の想いが大爆発した昨年の初単独来日公演に軍配を上げますが、終わってみれば24時近く、約1時間40分の充実したステージでの初フジWILCO、結果的には大満足でありました。そのまま棒のようになった足を引き摺り、25:30発の深夜バスに乗り込みam 5:00に新宿駅着。5:30過ぎに帰宅しました。

まあ正直歳を取るごとに体力はきつくなってきてますが、
来年も行きたいですね!

そしてやっぱり文章長くなる。

fuji11
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:09 | category: 日常(LIVE編) |
# フジにいってきます〜。
 
フジロックに行ってきます!

...このあと6時の新幹線始発で。(泣)

わーん、結局寝ずに行くのか....。ツライなぁ。しかも現地も雨のようですし。
あまり無理しないようにしよう。

ということでタイムテーブルをそそくさと眺めてプランニング。

30日の俺的マストは
11:00〜「clammbon」「ロンサム・ストリングス&中村まり」「苗場音楽突撃隊(池畑潤二、井上富雄、松田文)」「faces」。

体力とタイミング如何では
「BEST COAST」or「LITTLE CREATURES」、「BATTLES」or 「THE GET UP KIDS」、「DCPRG」あたりかな。

しかしfacesのvocalがsimply redの人ってのはちょっとズッコケましたな。いや、simply redの人がsimply redを演る分には全然いいんですけど...ちょっとこの人選はどうなの?さすがにPaul Rodgersとかはもういいと思うが(苦笑)、Peter Wolfとかじゃダメ?(←生きてるのか?)ナザレスの人とかは?(←ダミ声ってだけ。)ベースのグレン・マトロックは確かピストルズ在籍時からfacesのファンを公言していて。(それが理由でジョニー・ロットンに散々コケにされていたような)

で、31日はとにかく「YMO」と「WILCO」!
あとは「GOMA&THE JUNGLE RHYTHM SECTION」or 「SION」or 「トクマルシューゴ」、「WARPAINT」、「MO'SOME TONEBENDER」、「eastern youth」or 「MOGWAI」、「cake」あたりでしょーか。

今年の傾向としては珍しく例年より「orange court」「field of heaven」ステージ(通称オヤジ・エリア)に滞在する割合が少なそう。

月曜からの仕事のことを考えると
「行っとる場合か!」
という気がしなくもないですが、まあいいですわ〜。

全てを忘れて?楽しんでまいります!


| comments(4) | trackbacks(0) | 03:45 | category: 日常(LIVE編) |
# 代官山unit 7th Anniversary
 
代官山unit の7th Anniversaryイベントに行ってきました。

お目当てはLIVE actの「FRICTION」と「WIRE」!

前売りチケをゲットする余裕もなかったので、当日サイトで情報を調べると....オールナイトのイベントだったのかぁ(泣)。年寄りにはちっとツライなぁと思いつつ、しかしここは気合いを入れて参戦。

ワタシはライブハウス育ちではありますが、いわゆる「クラブ」系の文化には弱い...普段はナイトクラビング(笑)もしませんし(そもそもあまり呑まないですし)、クラブ・ミュージック系の音楽もあまり...熱心には聴かないですねぇ。

 しかし、会場に入ると。「オトナの夜遊び」はやはりイイ感じ。いろんな人がいるし、出演者にとっても自分のファン以外のお客さんの前でプレイするというのは刺激的なことだと思われます。イベントの趣旨がブレていないからお客さんもみなセンス良さげだしね。

 で「FRICTION」。
ヤバシ。久々に観ましたが、あいかわらず強力。RECK+中村達也の2人体制になってまだ3回ほどしか観ていませんが、いままででいちばんよかった。多分大きすぎないステージの規模感も幸いして、2人の呼吸感がバシバシとこちら側まで。しかしたっつあんのドラムはホントにすごいなー。ワタシも前列で暴れまくりの踊りまくり。
ちなみにRECKはまたベースが新しくなっていて、なんとあの人のシグネイチャー・モデル。シルバーっぽかったけどラメではないようだった(爆)。いやーん、めちゃカッコ良い。どうしよう。(すぐ影響を受けてしまうワタシ...)

 そしてその後の「クボタタケシ」のDJもとても良かった!ちょっと衝撃を受けました。<レゲエ/dub>をベースに<ハードコア>から<サルサ>から<美空ひばり>(!)etcetcを自在に操り、スカシてもいないし媚びてもいない、でも踊らせる。っつーかセンスの塊。唸りました踊りました。また聴きにいきたい。

「WIRE」の登場はam2:00を過ぎていたのでしょうか。「ロックじゃなければ何でもいい」の発言が伝説として一人歩きしている感もありますが(苦笑)、ポストロックを語るときには外せない重要なバンドのひとつですね。初来日は86年頃だったか、@今は無き芝浦インクスティック(懐)、前回の来日は2004年@クアトロ、いずれも目撃者となっているワタシはやはり今回のステージも見逃せないのでした。初来日はmuteレーベル期で、音楽的にもエレ・ポップ/インダストリアル?的な内容。前回来日時にリリースされた「SEND」は久々にパンク魂が炸裂した作品で、来日公演でもまさかの初期パンク時代のナンバーも多数演奏され。「SEND」以降の作品はまたサイケな彩りのヒネたポップ感溢るる作風となったので、はて今回のステージは?
 脱退したブルース・ギルバート(G)の代わりにサポート?ギターが加わり、基本的にはギターアレンジのストレート?なバンドサウンドで攻める構成でした。個人的には近年の楽曲はもう少し多彩な仕掛けで聴きたかった気も少ししましたが...(シンセや同期入れてもいいと思うし。)初期の楽曲も演奏されましたが、個人的には3rd「154」あたりの曲が白眉でしたね。そして驚いたのは若いお客さんが大盛り上がりで反応していたこと。旧曲などもイントロから大歓声。(ワタシでも歌が始まるまで「この曲なんだったっけ」くらいの感じなのになー。1stなんておんなじような曲ばっかりだし。しかもCDとアレンジ違ってる曲もあったのに何で分かるんだろ。youtubeで予習したか?!)
なんかまたWIREが再評価されるような事柄があったのかー?

とはいえ、良い事です。かつてのニューウェーヴ親父の同窓会になるよりもずっと。本人たちはクールなキャラですが、きっと嬉しかったことでしょう。(しかし、今回この1時間ほどのステージのためにわざわざ来日したのか?!)

 
 eyeちゃんのDJも聴きたかったが、疲れてしまったのでここで撤収。だが充分チケット代以上に楽しみました。楽しかった!


そして次回あたりはいよいよ新兵器(爆笑編)ネタなどを?

| comments(3) | trackbacks(0) | 16:01 | category: 日常(LIVE編) |
# ナマチャック!
 
梅雨のせいもあり、どうにもパッとしない日常を過ごしておりますねぇ。ダメですねぇ。一度放っておくとブログの更新も鈍りますねぇ。

●さて、一部好事家の皆さんにご好評いただいた(←ウソウソ)「ジャンク天国!」シリーズですが、とりあえず「ESP PJ」は直接リクエストいただいたAGかるだもんさん用にキープさせていただきます。他、適宜「g-tech」さんに寄贈できるものはさせていただこうかと思いますので、取り置きのリクエストなぞありましたらお早めに(←ないか)。この週末は雨も大丈夫そうなので愛車(バイク)で運搬もできそうかな...。

●アップが遅くなってしまいましたが、先週の日曜日に観に行ってきました「Sons & Daughters with Chuck Rainey」@高円寺JIROKICHI。おそらく当日のリハくらいしか音合わせするスケジュールはなかったのではないか?と思いますが、にしても休憩挟んで約3時間!「...演らせすぎでしょ!」(爆)
ヤング・ラスカルズの「Groovin'」から始まったのは「おっ!」と意外、続くヤング・ブラッズの「Darkness,Darkness」(←イントロが始まって「おおっ!」と狂喜したのですが、Phil Upchurchバージョンではなく、原曲はヤング・ブラッズのボーカル曲だったんですね...知らんかった/恥)等、歌モノを中心にした選曲、チャックさんのプレイも「高速16ツーフィンガー!」「ダブル・ストップ炸裂!」というものではなく、オーソドックスに歌を支えるような演奏。譜面台の隙間から時折覗けた右手のピッキングは(ガン見するよね/笑)、人差し指1本をメインにしたリラックスしたもの。中盤チャック・コーナーではオーティス・ラッシュ?のブルースなど2曲で美声も披露。ってか...上手い。(Funky)Metersのジョージ・ポーターJr.もメチャ上手かったし、Bootsyも、ね。「実は歌える」ベーシストってすごいなー、やっぱり。で、泣けたのは先日亡くなったコーネル・デュプリーへの追悼の意も込めてインストで演奏された「My Girl」(テンプテーションズ)。

今回の東京セッションのメンツに関して正直ワタシはあまり知識がなかったのですが、調べるとKAZ南沢氏、MAC清水氏、エルトン永田氏、それぞれすごいキャリアの持ち主。事前のアナウンスにはありませんでしたが、ギターで森園勝敏さんの参加も。青純さんはまだリハビリという感じかな...波多野さんという若いドラマーさんと半々くらいの参加でした。全体には、大手のイベンターさんを介さず多難を乗り越えての招聘、そして皆の憧れの共演が実現、というところでその嬉しさが観ている側にも溢れ出るように伝わるステージとなりました。個人的にはところどころその想いが過剰に反映されすぎるような場面も感じられて、ちょっと引いてしまうような瞬間もないではなかったのですが...コレはひとえにワタシのヒネた性格によるもの...なのでここはスルーしてください。(苦笑)

CR02  CR01


チャックさんの使用ベースは今回「xotic4弦」のみ。ステージには青い6弦もセッティングされていましたが、使用せず。アンプはおそらく会場の備品でありましょう、近年のFenderのコンボ。まぁ細かいことはヨシ、という感じでしょう。(笑)

KAZ氏がMCでも触れていましたが、いつもの港区方面のオサレな会場(笑)でなく、こういったアットホームな場所(いや、中央線ブルースマン界隈では「聖地!」なのでしょうけれども) で今回のような企画が実現したことは本当に喜ばしい限り。正直にいいますと現在のチャックが世界最高峰のベース・プレイヤーかと問われれば個人的にはなんともいえませんし、厳密にいえばこの日のプレイも往年の輝きには及ばないものでしょう。ですが、ポピュラー音楽の歴史に残る名曲の数々を名演で支えたリビング・レジェンド!そしてそれを愛する息子(娘)たちが最大級の敬意を払って奏でる「音楽」がやはり素敵でないワケがなく。そんな「音楽」が鳴らされる場所として、この日のJIROKICHIはまさにこれ以外にない、というシチュエーションだったのではないでしょうか。


「こんな素敵な場所でお会いできて嬉しいです。」
とカタコトの挨拶をして終演後、握手をしてもらいました。

CR


ありがとう、チャック。ワタシも爺さんになっても音楽を愛していたいです。


| comments(0) | trackbacks(0) | 21:58 | category: 日常(LIVE編) |
# Bass on the earth 2011 !

(ジャンク・ネタは今回お休みしまして。/苦笑)

 
チャック・レイニーがやってきますね!!

(別に珍しくないじゃん...)

と思われるかもしれませんが...

今回の東京公演は5/28,29 @高円寺JIROKICHI ですよ!
(大阪公演は6/1 @Mister Kelly's)

そして今回の公演は「Sons & Daughters with Chuck Rainey」と題した日本のミュージシャンとのセッションになるようですが、東京公演のリズム・セクションは「with 青山純」!
(大阪公演は「with 東原力哉」)

やたっ!
港区方面のオサレなハコでなく、地元で、しかもこれ以上ないアットホームな雰囲気のハコでMr.CRが観れる!
嬉しす!

ということで、先程帰宅の足を伸ばして前売りチケットをゲットしてきました。28日はすでに仕事の予定が入っていますので、29日の方で。整理番号45番でした〜。

嬉し恥ずかし初チャックです!楽しみすぎます!

(頼むから当日の夜は仕事になりませんように..../泣)

CR


チャックさん仕事でなにがフェイバリットかなんてとてもじゃないがいえませんけれど、Phil Upchurch「DARKNESS, DARKNESS」は非常に好きなアルバムです〜。


| comments(0) | trackbacks(0) | 01:28 | category: 日常(LIVE編) |
# CHANBER MUSIC SOCIETY/SILVER BACKS/metro-ongen
 
ESPERANZA SPALDING @BLUE NOTE TOKYO 2011/2/17

少し時間も経ってしまいましたし、コレ以上の文章はワタシには書けませんので、詳しくは同じ日のステージを観戦していたshinmei_tさんのblogをご覧ください(笑)。

・ワタシは決して熱心なJAZZの聴き手とはいえませんが、『CHAMBER MUSIC SOCIETY』は昨年リリースされたアルバムの中でかなりお気に入りの1枚となりました。まだうら若きチャーミングな女性がベース(しかもウッド)を弾きながら歌う、というだけでかなり贔屓目になってしまうのは仕方ないところですが(笑)、今回全面に弦楽奏をフィーチャーしたそのスタイル(というと表層だけをなぞるようで的確なコトバでないですが...)の前にもはやジャンルなどは無用の長物。あ、ロック・ファン(=ワタシ)的にはDavid Bowieも76年のアルバム『Station to Station』でカヴァーしていた名曲「Wild is the Wind」を採り上げているのもポイント高し!ですね。(っつーかどっちかといったら流れ的にはニーナ・シモンだわな/苦笑)

・そしてワタシ、恥ずかしながら今回が初BLUE NOTE TOKYOでした。(大阪では行ったことあったんですけどね...) あのー、どうしたらいいんだかわからないですね(爆)。普段行くようなロックのライヴではついぞ感じたことのない、ほかのお客さんとの格差社会感(苦笑)。ホントに同じアーティストを同じ目的で観に来ているのかという。先に来ていたshinmeiさんを見つけてようやくほっとしたという。(まぁその後いろいろな知り合いにも会いましたが)

・で、内容に関してはshimeiさんの感想に異論なく。ワタシも「act」というコトバをずっと思い浮かべて観ていました。ただこの手のライヴには珍しく?開演が少し押し、弦楽隊ほかのメンバーがステージ上でセッティングを終え...エスペランサが登場するまでさらに待つこと数分。おいおい、楽屋のシャワーが熱かったのかい?と。ケータリングのカレーが辛かったのかい?と(爆)。MCもメンバー紹介以外、一切無く。「ん?ひょっとしてグラミー騒ぎもあってちょっとナーヴァスになってるのかしらん?」と少し心配してしまったのも確か。んー、まだまだ甘いなオレ。
 ワタシの座った席はステージ上手、ドラムのテリ・リン・キャリントン(この人のドラムがまたイイんだ!)側、まさにそのテーブルのすぐ脇の通路が花道となってエスペランサが入退場したのですが、その際にも一切笑顔や愛想ナシ。しようと思えば「お相撲さんタッチ」も出来る距離なのですが、誰もそんなことをする雰囲気ではない(爆)。あまりにストイックで圧倒的なオーラ。あんたはジョーか力石か?!

・おそらく次作は同じ手では来ないような気がしますし、(より「歌」中心にしたプロダクションを追求してきそうな気がします)なんにしてもこの先が楽しみです。また追いかけますとも!


 そしてその翌々日はblogでお知り合いの「Bassoyaji」さん率いる「SILVER BACKS」のライヴに遊びに行ってきました@新中野。(←家からバイクで5分強/笑)
SILVER BACKSはワタシも大好物な「Little Feat」や「Meters」などのニューオーリンズ系FUNK/R&Bをメインのレパートリーにするバンド。いやー楽しす。Bassoyajiさんはすさまじいベース・コレクションをお持ちでいらっしゃいますが、この日は60年JBでぶっとい音をぶちかましていらっしゃいました。そうこなくっちゃ、ですね。途中、新加入されたヴォーカルのRycoさん(熱心なファン多数)をフィーチャーしたコーナーではガラッと会場の空気が変わる一幕もありましたが(笑)、それも含めて「お客さんと一緒に楽しむ」という、これまた音楽の本質を堪能といいますか、いいもんだな、と思わせてくれるライヴでした。終演後Bassoyajiさんのところにご挨拶に行きますと、「せっかくなんでちょっと見ます?」とわざわざJBを楽屋から持ってきて下さり。「おー!」思ったよりネック回りは細く、50年代の名残を残しているような感じ? いやはや素晴らしいものを拝ませていただきました。ありがとうございました!
この日の演奏は早速Bassoyaji さんのブログからもyoutubeで拝見できるようになっているようなので、興味がある方はそちらでゼヒ!


...とここまで書いたものを「投稿」しようとポチっとなしたらなぜかログイン画面が出てきてしまい、書いたもの全部消えてやんの。結果的におんなじ文章書けてないっつーの(号泣)。「もうブログなんて書いてやんない!」とやさぐれて数日間放置してしまいました(苦笑)。大人げなくてすみません...(?)。

 そんなこんなで気を取り直して? 昨晩は旧知の知人が企画に携わるイベントに誘われて都内の新しいライブハウスに行ってきました。まだ若いバンドがいくつも登場したのですが、ワタシもそこそこ最近のバンドなども観に行く機会もありますが、なかなかこの日の出演バンドには正直ピンとこず(泣)「んーそうですかー」という感じで観ていたのですが。最後に登場したこのバンドは登場してセッティングを始めた時点で、ほかとは一線を画す佇まいを感じました。はたして、演奏が始まるや、グッと引き込まれてしまい。終演後には物販でCDを買い求めておりました。
「metro-ongen」(メトロオンゲン)。
全く知らないバンド、というワケではなく過去の音源なども耳にしたことはありましたが、メンバーチェンジなどもあったようで、この日観た演奏は少ない音数の中にも非常に音楽に対する真摯な姿勢と自信が溢れているようでした。多分そんなことを思いながら観ていたのはワタシだけだと思いますが、bloodthirsty butchersとも通じる「泣けるツボ」が。(多分無理矢理共通点を探そうとするならば「Television」からの影響、かなw)
購入したCDを聴くとVo.の中性的で甘美なニュアンスがより前面に出ていて、実際のライヴの感じよりもドメスティック寄りかな...。ライヴの方が硬派(?!)というかストイックな印象でした。4/6にリリースになるという新作はベル&セバスチャンやティーンエイジ・ファンクラブを手がけたというデイビッド・ノートンという人がプロデュースを担当ということで(スゴイ!)、ちょっとネオアコ的な手触りもありそう...? 個人的には向井秀徳(ZAZEN BOYS)@MAZRI STUDIOあたりと組んで、甘美でサイケデリックな感じは残しつつ、骨組みはシンプルで力強い、「あえてリバーヴ禁止」!(爆)なんていうサウンド・プロダクションも妄想しますな。いずれにしても、また近々ライヴを観にいきたいと思います。収穫!

(あーまた長くなった...)

 

| comments(3) | trackbacks(0) | 07:00 | category: 日常(LIVE編) |
# セッション野郎に気をつけろ。
 
こちらのブログを通じて交流ができましたベースマン、Naoto TDさんが参加するバンド「ゴーグルエース」のライブを観に行ってきました。お互い「オールド・フェンダー好き」ということでコメントをいただくようになったのがキッカケでありますが、実はワタシもNaoto TDさんが参加する以前、オリジナル・メンバーでのゴーグルエース(以下GA)のライブを何度か観に行っていた時期があったのでした。(あれは7〜8年も前になりますでしょうか...) なんと世の中狭いものだ、と驚きつつもなかなかライブにお邪魔するタイミングが合わず、ようやく先日の東京公演を観ることができたのでした。

ワタシが説明するのも野暮というもの、ですが、GAの楽曲からは「GS」「サーフ」「歌謡曲」「オールディーズ」etc...50〜60'sの香りがプンプンと匂うのですが、この日のMCにもあったように「我々はロックンロールを演っています!」という宣言、まさに!そういうことよね!といったバンドなのであります。

っつーか、いやー懐かしいというか何というか(笑)。新メンバーのNaoto TDさんやエミーリーさんには申し訳ないが、いや申し訳ないというのとも違うんですけど、「このバンドは変らないな〜」と。なんかここまでくるともう「ひとつの有機生命体」ですね、GAは(爆)。個々のメンバーの力量が確かということもありますが、演奏自体は端正と言ってよく、必要でない音は鳴ってないし、言うならばどこか「品がある」んです。この辺の感じは当時と変らない!加えてショーマンシップ溢るるステージも相変わらず。その昔「シューゲイザー」なる(轟音フィードバック・ギターに内省的な楽曲、ステージでも地味に俯いて自分の足下を見ながら演奏するスタイルからきた90年代初頭のUKロックの一部の総称)ジャンル?がありましたが、いうなればGAはその真逆!「全員が常時カメラ目線」でキメキメ状態(笑)!いやー楽しかったな〜。(まあ昔はさらに手品コーナーもあったんですけどね、確か。/爆)

終演後会場のフロアでNaoto TD氏を呼び止めて恥ずかしながら自己紹介〜ご挨拶。いやちょいと照れましたね(笑)。ご自慢の66PBも間近で見せてもらったりして。(ホントにミントでした。) 短い時間でしたが少しベース談義などもして「今度また遊びましょうね〜」とお約束をして会場を後にしたのでした。(これまたNaoto TD氏ご自慢のアコースティックB-220のグライコが「ミドルこんもり!」状態だったのに深く頷いていたのは会場内でワタシだけだったでしょう.../苦笑)

P.S. この日は実に5年振りのアルバム『セッション野郎』のレコ発ということで、対バンも「サーフコースターズ」「スマートソウルコネクション」とバンドゆかりのメンツが集結。実は仕事終わりで駆けつけて、着いた時には「スマート-」の終盤。サーフコースターズも久しぶりに観たかったな〜(泣)。で、「スマート-」は前知識が無かったのですが、Vo/Harpがなんと、当時GAともしょっちゅう対バンをしていたのを観ていた「バーレスク・エンジン」のコハ・ラ・スマート氏(笑)。これまた芸風当時と一緒!(笑)でもハープの腕さらに上がってる!(笑)  ...それもまた個人的に感慨深かったのでした。

会場の即売で『セッション野郎』買いました。ゴキゲンな一枚です!特典でもらったステッカーを早速愛車(原付)に貼るとしましょう!(笑)




| comments(6) | trackbacks(0) | 07:00 | category: 日常(LIVE編) |
# Beat! BEAT! Beat!
 
自分で演奏するしないは置いておいて、一番好きな楽器はもちろんエレクトリック・ベースなのですが、「その次は?」と訊かれれば気分によってはエレクトリック・ギターではなく、「ドラム!」と答えるかもしれません。実際高校の軽音部!では3年間ワタシは「なんちゃってドラマー」でもありました。(学校の練習に自分の楽器←ベースを持っていくのがかったるかったので.../笑)
でワタシの場合、実は「好きなドラマー」は「好きなベーシスト」より多いかもしれない...もともとバンドが好きということもあるのですが、「ベースがしょぼいバンドはまだ許せるが、ドラムがしょぼいバンドは許せない!」(笑)と思いますし、客観的にみてもやはりバンドの柱はドラムじゃなきゃよね、と思うのです。
素晴らしいベース・プレイを聴いて、「ああ自分もこれくらい弾けたらなぁ」と思うこともありますが、素晴らしいドラム・プレイを聴いて「ああこの人と合わせられたらなぁ」と大胆な妄想を脳内で繰り広げることもベース弾きの皆さんならままあるのではないでしょうか。

さて、そんな前置きがありつつ。今月の23,24日と有明の方でリズム&ドラムマガジンさん主催のイベントがありますね。ワタシの好きなドラマーさんも結構登場するのです。日曜はすでに仕事の予定が入ってしまっているので残念ですが、23日の方、行きたいなー。

実は「キッズ・セッション」に登場する「川口千里」ちゃんに注目しています。(恥)
近年若いバンド界隈でも女性ドラマーは増えてきた感があり、オトコまさりにパワフル!だったりする方などもいますが、意外と「タイトかつしなやかなグルーヴ」を感じさせる人は少なかったり。(←私見です。)また、キッズ・プレイヤーでも確かに「!」という超絶技巧の持ち主はいますが、悲しいかな、なんか「曲芸」にしか見えなかったり...。(←これまた私見です。)
そんな中で、たまたま「け●おん!」関連の映像を検索していて(そこかよ.../苦笑)ヒットした千里ちゃんのプレイ。最初は「やるじゃん!」くらいの感じでしたが、いろいろ掘っていくうち「マジすか...」「プロすか...」「師匠が手数王すか...」しかも、楽しんで叩いているのが本当に伝わってくるのですよね。これはマジで将来が楽しみです。



P.S. その1:ちゃんと(?)ジャズを演っている映像などもあるのです。(笑)
P.S. その2:ロリじゃないっす。(苦笑) ただ、若い時分に子供を作っていれば、今頃ムスメ(ムスコでもいいけど)とセッションとかできたかもなーとか思うと、なんかそれはそれでしみじみとします...。

| comments(8) | trackbacks(0) | 08:37 | category: 日常(LIVE編) |
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