眠いし、明日も早起きしたいところなのですが、
「還ってきた4番打者」エントリを上げる前に、「新・3番打者? 通称:ダフネ氏(もちろんアキバ風アクセントでお願いします/爆)」についてスペック的な部分をもう少し書いておきます。
さて、こちらのPB、リフィニッシュ、リフレットの他にはペグが70年代のFender製(Rマーク入)に変更されていました。
で、このペグがすでに(特に2弦)固くなっていましたので、こういった部分はとっとと交換です。(笑)
そうか、この時期はペグの軸受けの飛び出た金具部分がフィットするように、彫り込みがされているのですが、結構深いんですね。ちなみに70年代のペグではこの金具部分がフラットになっているので、ヘッド面の彫り込みはもはや必要ないのであります。ペグ止めのビス穴が1ヶ所ずつ多いようですが、気にしない気にしない(汗)。この(70年代ペグの)形で塗装の色焼けが見られますので、これは(70年代)当時に交換されたしるしともいえるかな?と思います。
で、意外といえば意外だったのですが、このダフネ氏、ウェイト・バランスの面でかなりヘッド落ちが激しい! 体感総重量としては62PBと変らないか、少し軽いかな?くらいなのですが、ヘッド落ち度合は我がスタメンの中でも1,2を争うのではといった感じ。それもありまして、交換ペグは例によってGOTOHの軽量ペグ「GBR640」を取り寄せて装着してみました。結果ウェイト・バランスはとても良くなりました!(加えてオリジナルの「逆巻き」に戻った安心感も。)
ピックガードもオリジナルかどうかはわからないところですが、アルミ製のシールド・プレートはかなり雰囲気を出しています。で、リフの塗装は写真ではわかり辛いのですが、なぜかピックガード下に隠れた部分の方が少し緑っぽく退色したような色になっています(笑)。化学反応?!
ブリッジ・プレートにはプレス・ラインが見てとれます。サドルはかなり年季入り。ノブは内部(シャフト受け部分)が結構酸化?腐敗?してきていて、金属粉?がポロポロと落ちるような感じだったので、これがポットに入り込んでガリの要因になるようなことがあるとイヤだなぁと思い、交換を考えたのですが...。このトップサイドの微妙なR加減がなんかイイなぁと思っていて。どうもリプレイスメントのパーツではこのタイプを見かけないんですよね。完全にエッジが立ったフラットか、初期OPBのようなトップ自体が丸いドーム・ノブか、どっちかになってしまうのです。なので、ひとまず内部をマイナス・ドライバーでホジホジしまして、酸化?部分を削り落としたところ、粉落ちも落ち着いたようですので、「まぁ当面コレでいいか」と。
お店での試奏時には少しガリが気になったのですが、家で弾くうちこれもだいぶ落ち着いたということもあり、ここはあまり気にせずで。
ハンダまわりも結構年季入っているなぁ〜。ココは先々キレイにしてもらってもいいかも。コンデンサーはオリジナルかわかりませんが、セラミックの「SK 1X 50V」と、同じ規格でありますね。
いまだに「ハカランダ」と「ローズ」指板の厳密な判別が出来ない(こともある)ワタシですが(汗)。これはローズかなぁ。ちなみに残念ながら「漆黒!」ではなく、「ココア色!」といった感じです。これはオイルを塗り立てべっぴんさん状態、でこんな感じ。リフレットはこちらのお店に入荷後、国内(県内)の工房で施されたばかり。本当はヴィンテージ・タイプの、もっと細いタイプがより個人的に好みではありますけどね。でも非常に現代のスタンダード、といった感じであります。
ということで、写真と共にスペックをつらつらと、でした。
あ。そういえば弾き心地がよいのはセッティングによるもの、と思っていたのですが(実際そうだと思いますが/苦笑)! 実は弦が、ダダリオが張ってあったのですが、「あれ?ダダにしてはテンション感も少し柔らかめでイイ感じ。いつものトマ(ラウンド)の感じに近いのは何故かしらん?」と思っていたのですが! が!多分コレ、「4弦.100のセット」ですね。(爆) なるほどー。アタマ(理念)では「プレベは.105!」と思っていても、実際体感上はちょっと新鮮(苦笑)。多分まだ張り替えていただいてそんな日が経っていないとも思われ、もったいないのでしばらくこの(多分.100)の状態を楽しみたいと思います!(最終的にはいつものトマのラウンドを張りたいと思っております〜。)
(つづく)
BGM : 「MUSIC IN COLORS」 Stephen Duffy ♪